あふれる想いはこの風に乗って

主にアイドル音楽、野球、将棋のことを。

昨年を賑わせたAKB48を考える(2)

前の記事の続きですね。

 

年またぎになってしまい、タイトルが今年から昨年になってしまいました。 まぎらわしいですが、同一シリーズです。 個人的にAKB48に興味を持ち始めたのは昨年のことだと前の記事に書きました。 しかし楽曲自体は昨年のものより、昔の楽曲の方が好みのものが多いですね。 まずはじめに、最初に自分が気に入った曲を紹介します。

 

 

☆制服が邪魔をする/AKB48(2007年)

こういうダンス歌謡が昔から好きなんですよね。 舞台は渋谷で、女子高生の揺れ動く感情がそういう世界もあるのかな?と思わせるもので、 第一印象として歌詞に驚いた印象があります。 映像も時々入る渋谷の情景やAKBメンバーの強気な眼差しが怪しさを加速させ、 テンポの速いこの楽曲を更に煽っていくようなそんな感じがします。 前奏、間奏とAH~という声が入っていましたが、 モーニング娘。の初期のダンスチューンを思い出し、 自分の中で何かが結びついたこともあったかもしれません。 でもモーニング娘。の当時の楽曲とこの楽曲との相違は、 前者は大人っぽい演出で構成されているのに対し、 まさに女子高生のイメージで作られたことに大きな意味があると思います。 他には今は無きHMV渋谷がこのPVに映っていることが、 4年という時の流れを感じさせますし、 なんせAKBメンバーの若さには驚きましたね。 どういう思いを持って、本人達が当時歌っていたのか気になるところです。

次もかなりシリアスな雰囲気の曲です。

 

 

☆軽蔑していた愛情/AKB48(2007年)

 ちょっと歌詞もMVも一見しただけでは難解ですね。 世界観としてはいかにもどこかにありそうな女子高の雰囲気です。 物語仕掛けになっていて、各メンバーが様々な状況を演じています。 さらに携帯のメール画面も現実味を加えます。 手を空へかざすような振り付け(実際は知りませんが)をみると、 なんというか『いじめからの心理的自由への解放』がテーマのように感じますね。 冒頭シーンの新宿高層ビル群が大空を指しているようにも見えてしまいます。 そしてラストシーンの大島優子さんの涙目は、 特に強いファンでもない自分の気持ちまで揺れ動かしてきます。

このMVはちょっとまだまだ隠れているナゾが多そうです。 『いじめ』というものはそこにあってないようなものだと思います。 誰かがいじめている、いじめられているという単純な関係ではなく、 そこには気づかない振りをする周りの人々であったり、 双方の立場がある事態をきっかけにして逆転することもあるでしょう。

一番まずいことは、そもそも『いじめ』に関与していることに 気づかない、あるいはしたくなくてもしてしまっていることでしょう。 揺れ動く思春期の感情、大人への階段を歩む中で生じる不安があり、 誰か、何かにすがっていたいという気持ちを内に秘め、 自分を守ろうとすることで、誰かに傷を負わせている。 それが予想だにしない結末を生み出してしまう。 この楽曲は強いメッセージを含んだ一種の社会風刺的曲です。 とても重要な話題であると同時に、 この内容がアイドルグループの曲として成立していることが大きいですね。

以上2曲になります。 あまりAKB48に関する知識もない私が書いたので、 ちょっと事実と反することもあるかもしれませんが、お許し下さい。 音楽のジャンルとしても偏っていた選択でしたが、 一度じっくり聴いてみてください。 それでは、また。