あふれる想いはこの風に乗って

主にアイドル音楽、野球、将棋のことを。

アキハバLOVE~桃井はるこのメッセージ

本当に暑い日々が続いておりましたが、東日本ではその暑さも小休止といったところでしょうか。 いやぁ、本当にコンクリートからの放射熱は半端ないですね。 打ち水してもらいたいくらいなんですよ。 『誰にしてもらいたい!?』ですって?

それは『ぱふゅ~む』という三人組のアイドルがやってくれたそうですよ。 でも確か2005年の夏でしたので、もう6年間も……どうりで最近暑いはずですよ(笑)

ロボトリアさんが『愛を分けて~AKIHABALOVE』という記事を最近書かれていました。 やっぱりアキハバラブ、みんな活き活きしていたな、いい曲だし、歌声も力強いなぁ。 偶然その記事が更新された日に図書館で音楽系の本をたまたま見ていたところ、こんな本を見つけていました。

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ご覧の通り、桃井はるこさんの『アキハバLOVE』という本です。(2007年1月第1刷) もしかしたらご存知の方がいるかもしれませんが、紹介させてください。 見つけた時、まさかあの曲と同名の本が存在していたなんて!!という衝動に駆られました。 なかなかぱふゅ~むの『アキハバラブ』について、桃井さん側からのアプローチは考えていませんでした。本を開いてみると予想通り、わずかながらも当時のPerfumeを語る文章が出てきました。

1箇所目では『振り付けビデオ』の話が出ています。 この作品はかなり希少で、あまり情報も頭に入ってなかったので、振り付けビデオの件は初耳でした。さらに驚くべきはマルチアングルの映像がすでに作られていたんですね。 『正面、後ろ、アップの3カメラで撮影した映像を、DVDのマルチアングルで切り替えられるようにしてほしい!!』と桃井さんの意向で作られたようです。また、それは桃井さん自身が夢見ていたアイディアだったそうです。 最後に桃井さん曰く『わがまま』が叶ったことに対して、ぱふゅ~むへの感謝の言葉があり、メンバーの努力を称えています。『ぱふゅ~むは、本物のアイドルです!!』と言う言葉でしめられています。

また2箇所目は『絶対領域』に関してです。 桃井さんのこの本は3部構成で、第3部に桃井さんの手掛けたコラムが収録されています。 その中の俳句コーナーのなかで絶対領域の話がありました。 桃井さんはアキハバラブでのぱふゅ~むの衣装を、『キラキラした白いチェックのセーラー服のミニスカートに、シルバーのニーハイソックス』と仰っています。踊る姿はとても『健康的で、まさに激萌え』と表現されており、言われてみれば確かにその格好ですが、あまり過度に『萌え』を自分が感じなかったのは、ぱふゅ~むのみなぎるパワーがそれを上回っているからなのでしょうか。色が明色なのもよりそのように感じさせたんでしょうか。 

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ちなみにこの本には桃井はるこさんの幼少期から、秋葉原で過ごした思春期、そして様々な音楽活動を通した姿を知ることが出来ます。また当時のコラムからは秋葉原という街が駆け抜ける時代を感じることが出来ます。

  

個人的にはとても感慨深いシーンもありました。それはあとがきなんですが、『アキハバラデパートの閉店』から 『電気街口』、『ミルクスタンド』へとつながる風景の描写。また、秋葉原の変化に対する無念さ。対する未来への希望。これがとても上手く表現されています。 またアイドル観も各所に書かれていて、その思いの強さが感じられました。そしてその多くのメッセージがタイトルの『アキハバLOVE』に集約されているのではなかろうかと。

アキハバラブは、まさに桃井はるこさんがPerfumeに託した『希望』だったのかもしれません。 確かにあの夏、3人はアキバにいた。 それから来たる、ポリリズム、ワンマンツアー、武道館、代々木、東京ドーム、ハリウッド。 そこにいるのは紛れもなく『希望』を託されたアイドルであった。 今までの景色が走馬燈のように蘇ってきます。 あの日の驚き、笑い、喜び、苦しみ、悲しみ、震え、涙。 明日のPerfumeにはどんな光景が見えているのでしょうか。