あふれる想いはこの風に乗って

主にアイドル音楽、野球、将棋のことを。

ライブという名の魔法

ただいま、Perfume 3rd Tour『JPN』が大いににぎわっております。 Perfumeにとっては3度目の全国ツアーです。

とはいっても、『GAME』ツアーはライブハウスツアー、 『直角二等辺三角形TOUR』はホール・アリーナツアーであったことから、 キャパの大きい全国巡りはそこまでやっていることではありません。

ツアー以外のワンマンライブでは、 大きいところでは代々木第一体育館、東京ドームでライブをやっていますね。遡ると原宿アストロホール代官山UNIT、恵比寿LIQUIDROOMSHIBUYA-AXなど数百~ニ千人弱規模のライブもやってきました。

さて、ここ数年の急成長とともに一気にライブの観客数を増やしていますが、そこまで多くの人がライブという場で魅了されるのはなぜなんでしょうか。 そしてPerfumeにとってライブはどんな意味を持つものなのでしょうか。 改めて考えてみます。

 

音楽ライブ・コンサートといえば、 CD・DVD・配信音源などといったものから得られる音楽作品、 テレビ・ラジオ・雑誌・ネットなどの媒体から得られる演奏者のキャラクター、 それらを目の前で味わい、かつその空間を演奏者や他のオーディエンスと共有することに大きな意味があると思います。 かなりざっくり言ってしまうと クラシックであれば、ホールを伝う楽器の響きを静かに楽しみ、 ロックであれば、その楽曲のリズムに合わせ、奏者観客一体のノリを生み出す。 アイドルのライブであれば、お決まりの掛け声で推している女の子にアピールする。など。

Perfumeのライブではそういったものも含まれますが、 それだけではない重要な意味合いもあると思います。

Perfumeの楽曲はアイドルにとって重要な声をあえて変えて、その音楽性の高さ、作り込まれた世界観で構成されたものでした。一種の楽器と化したボーカルの一方で、ライブでのパフォーマンスに3人の個性はより表れるのではないでしょうか。ライブは音と共存する『人間味のある個性』を打ち出せる貴重な機会であると感じています。 

 

だからこそライブでは、尖ったクラブサウンドに乗せたダンスパフォーマンスを、またトークになれば、愛嬌のある広島弁での3人のお話。 本当にどこにでもいそうな、広島の女の子3人組。 楽曲の世界観とのギャップに徐々に多くのファンが惹かれていったのでしょう。 そして、楽曲に惹かれるファン、3人のキャラに惹かれるファン、 クラブ系・ロック系・アイドル系・ポップス好きなど多様なファンがライブ会場に混在していきました。 ブレイク後もファン層の入れ替わりはありましたが、 楽曲+3人のパフォーマンス+雑多なファン層という構図は変わりませんでした。

最近では会場のキャパシティが大きくなる一方で、一体感を増す特殊演出が多く使われています。 Perfumeも昔よりも生歌に近い曲が多くなっていますが、このグループならではの世界観は会場の演出に受け継がれているように思います。

 

 こうした個性が、その場所でのみ味わえる空気、色彩、音などを作り出し、共通項を持った雑多な人々が一体となり、非日常的なファンタジーの世界をファンに与え、何度もライブに足を運びたくなるような気持ちにさせるのかもしれません。

Perfumeも現地でしか味わえない、感動的なライブを観られるグループの一つになったと言えるでしょう。言葉では説明のつかない程のパワーを、ファンは受け取っているのです。多くのスタッフさん、そして、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人が実にいい仕事をしているのです。

 

JPNツアー次の開催地は3/24(土)の静岡エコパアリーナ。 その間にはGO FES!や震災復興を目的としたテレビ出演(日テレ、NHK)があります。 静岡や行く予定の大阪・広島ではどんなパフォーマンスを魅せてくれるんでしょうか。 成長した3人の姿を早く目の当たりにしたいところです。