あふれる想いはこの風に乗って

主にアイドル音楽、野球、将棋のことを。

女子流が踏み出す一歩

かなりドキドキしていた。

ついに自分は武道館へ行くのだ。 あの5人が待つステージへ。

 

 

時は遡って、ラクーアでのフリーライブ。握手会に参加した私。

あぁちゃんに、伝わったかどうか別として武道館へ行くと告げた。 その後チケットの手配をし、余裕をもって武道館行きを決めていた。

今年4度目の武道館参戦。 過去3回すべてPerfume関連だった。 しかし今回は違う。純粋に東京女子流に会いに行ったのだ。 5人とバンド、スタッフが一体となって伝える音楽の楽しさを受け取るために。 田安門をくぐる。

ファン層はやはり落ち着いている。 いわゆるアイドルファンは多くは見受けられない。 案外若い人も多かったように思えた。女子ファンも。アメブロPerfume界隈の方々と合流。少し話をさせていただいた。 Perfumeファンでこの公演を見た方は案外他にもいらっしゃったのかもしれない。 開演30分前には、物販の辺りにいた掟さんに声をかけさせていただく。 この日は奥さんもご一緒のようで会場の方へ向かわれたようだ。 自分もそろそろ会場へと入る。

 

座席から見える中央スクリーンに広がるのは東京女子流*の文字。 不慣れなライブにやや緊張しながらもペンライトを準備。 ついに自分もペンライトの灯りを見る側から灯す側になったのだと実感。 一旦会場が暗転すると、場の雰囲気は一変。 あっという間に楽しい時間は過ぎていった。 何とも5人はありのままにライブをやり切ったように感じた。 12/22だからとクリスマスを特に意識することもなく、初の武道館だからという気負いもなく、坦々と今女子流の持てる限りのポテンシャルを発揮したライブのように思えた。 それはメンバーが今までやってきた事、信じてきたことをやり切ったからだろうか。

今回のライブはジワリと余韻がやって来る。あまりない経験だ。 普段はライブが終わると、なんとも空しくどんよりとした気分になり回復するのに1日は要す。 しかし今回はそれが一切なく、むしろ清々しくなった。時間が経つ度にわくわくする。それはとても前向きなライブだったからかもしれない。一種のアニバーサリーにするのではなく、あくまで発展途上の通過点。これからも今まで通り一歩一歩、目の前の道を進んでいく。そのような真摯な意思を自分は感じた。

 

 

この武道館は自らの女子流との関係性における一つの転換点になりそうだ。 今まではあくまで自分が勝手に『片思い』をしている女の子達だった。 でもこの公演を経て、僕は新たに彼女達の『ファン』になった。 東京女子流を知ってから3年の月日。 誤解から始まった彼女達との出会い。 実際興味を持ったのは今年の1年間。たったそれだけだ。 ブランクが長すぎたのか、丁度良かったのかは今は分からない。 キラリ☆を聴くとまだあの頃に戻れる気がする。 でも過去は見つめない。過去は戻ってこない。 5人は先のステップを見つめている。今もあの頃も。

そうか、ならば自分も迫りくる現実を見つめていこう。 逃げの自分にはおさらばだ。 女子流はそんな勇気を与えてくれている。 何とか自分もできる範囲で応援していきたくなった。 女子流はまた長い旅路に戻り、焦らず5人のペースで物語を紡ぎ続けてくれると思う。 その中で武道館での経験は確実に生きるはずだ。 また新たなステップの糧になることだろうと思う。 自分にできるのはただそれを傍で見守ってあげること。それだけである。 熱狂して気づかなかったところを後ほど見直せば、また大きな感動を得られそうだ。 渋さと甘さの程よいフュージョン。 その味を噛みしめながら、夢心地の私は家路に就いた。